Fuzzy Radio

創作モノのあらすじ倉庫ですよ。長め
キャラ設定見るとちょっとはわかりやすいかも

□Lirico Spinto
長期休暇の際、何気なく米国の田舎町に家を借り、のんびりと過ごすはずだったポーラス。
到着して間もなく、借家の隣家の姉弟の妙な会話を聞いてしまう。
双子の姉が持つトラウマと幾度となく見る奇妙な夢、双子の弟が口にした「姉の失踪事件」
遠く離れた英国にいるはずの元恋人・ジーンの語る不可思議な物語
重なるはずの無い3人の共通点。「終わっているはずだった」命。
――わたし、おわれないんです。なにをしても。
真夏の日陰の中に居るのは誰か。

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□古傷の海
水路があちこちを繋ぐ首都に義賊が現れた。
超えられない運河を超えて金持ちから盗み、貧しいものに分け与えるその賊はいつしか、「人魚」と呼ばれていた。
たった一人で何にも目をくれず、ひたすら盗み続ける彼女の半生を知るものはいない。
彼女は回想する。懐かしい木々とさざ波の音と、響く金属音と、今はもういない獣の唸り声。
――全ては復讐のため。復讐のはずだった。

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□Juggle Lope
豪州の小さな牧場を営み、亡くした妻を追想するウォルトの元に奇妙な生き物が転がり込んできた。
少女の上半身に、野ウサギの耳と足、鹿の角。
未確認生命体として一時期騒がれていた【ジャッカロープ】のような何かは、勝手にキッチンの果物を平らげるとこう言った。
「ここにいてもいいよね？」
奇妙な同居生活が始まった。

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□Oriental Rapunzel
時は明治。人の世ならざる者たち、所謂妖怪たちは焦っていた。
異国人により持ち込まれた、異国の神と、厄介な【見えぬものを照らす技術と概念】は日の本に広まっていった。
それにより存在を否定され、新たな武器と技術に駆逐されつつあった妖怪たちの未来は暗かった。
港町の近くの妖怪集落に住んでいた白絹は痺れを切らし、異国の者より妖怪の方が優れていることを証明せんと港へ向かった。
一方、土地神である白昼の御桜は決意を固め、鈴と鉄を港へ向かわせた。
日本へ居着き、衝突は避けられぬであろう『神』とはどんなものか、確かめるために。

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ぼちぼち増えるよ！